債権回収で訴訟を起こす時間的余裕がない場合はどうしたらいい?

Q)債権回収したいのはやまやまだが、債務者に裁判を起こしている時間の余裕がない場合は、どうしたらいいのでしょうか?例えば、債権回収のための裁判中に、債務者が現金を隠したり,全て使ってしまったり、不動産を売却してしまうということになれば、裁判を起こしても空振りになってしまうのではないかが、不安です。

A)債務者に訴訟を起こす時間的余裕がない場合、「保全処分」といって、正式な裁判を行う前に、債務者の財産を暫定的に差し押さえたり、債務者が自己の財産を処分できないよう裁判所から命令を出してもらうという手続きがあります。前者を「仮差押え」、後者を「仮処分」といいます。

債権回収の場面では、債権者の財産(不動産、動産、債権)を差し押さえて、財産が散逸しないよう、仮差押えの申立てを行います。

代表的なものは不動産の差し押さえ、預金債権・売掛債権の差し押さえなどです。