世話になった取引先を優先して支払いを済ませてから破産の申し立てをすることは問題ありますか?

Q 近いうちに、破産の申立を検討しています。特にお世話になった取引先に対しては、優先して支払いを済ませてから申し立てたいと思いますが、問題はありますか?

破産の申立をする場合には、全ての債権者を平等に取り扱うことが求められます。

仮に、ご質問のような支払いをしてしまった場合には、正式に破産手続きが開始した後、破産管財人が特定の債権者に対する支払いがあったこと自体を問題視し、その支払自体を取り消して(破産手続きにおいては、「否認」といいます。)、その取引先から返金を受けることになり、かえって取引先に迷惑をかける事態となります。

状況によっては、債権者の平等を害することになるのか判断が困難なケースもありますので、担当弁護士の判断を仰ぎながら慎重に進めましょう。